動く人形

先日、アマゾンプライムビデオで「ロア~奇妙な伝説」というシリーズを見ました。

世界中の不思議な実話を一話完結で紹介しているシリーズですが、そのなかの一つに、米国フロリダの博物館に展示されている「ロバート人形」という呪いの人形の話がありました。ロバート人形というのは、ホラー映画「チャッキー」のモデルになった人形で、元来の持ち主のユージーンという人が存命の時は、まるで生きているように動いたというアメリカでは有名ないわくつきの人形です。

また最近では長澤まさみ主演の「ドールハウス」という名前の邦画を見ました。フィクションですが、いずれにしても人形が勝手に動き出すという内容のホラー映画です。

これらの物語や映画のように人形が動くといった内容の話は昔から絶えません。その理由として、私たちが自分の姿に瓜二つの「人形」というものを特別な存在として愛し、そしてまた、瓜二つが故に深層心理で恐れていると言っても良いからではないでしょうか(自分に似ているものというのは気持ちが良いものではありませんから)。そのため、私たちは人形を単なる物体として見るのではなく、何か特別な繋がりのある存在として感じてしまいます。それ故なのか、古来より人形というのは人間に対して不思議な力を宿してきました。

人形にまつわる霊的なお話をすると、もともと人間の肉体というものはとても特別なもので、三輪の大神様は「魂の器」であるとおっしゃっています。この世に誕生できる人間の肉体というものは非常に限られていますので、一握りの魂しか人間の肉体を手に入れることができません。そのため、霊界に住む多くのものにとって喉から手に入れたいものなのです。しかし、ほとんどの霊体や魂は人間の肉体を手に入れることはできないため、それらの霊体や魂が、人間の肉体に似たものである「人形」を見つけた場合に、有機物である本来の肉体のように自由に動かすことはできないが、人形を代替として魂を宿す器として選ぶこともあるのです。また霊体や魂のみならず、作り手や所有者の念が入り込む場合もあります。

過去に私たち三輪の光にも人形にまつわる相談がありました。相談に来られた方は、家族のほとんどが原因不明の頭痛などの体調不良で悩んでいるというお悩みでした。

その方を霊視したところ、片腕の壊れた古い人形が見えたので、

「現在、古い人形をお持ちですか?」

とお聞きしたところ、その方は自宅に自分が幼少期に手に入れた人形が置いてあり、いつの頃か片腕がはずれてしまったので、いまはセロハンテープで簡易的に留めてあるとのことでした。相談者の方がおっしゃるには、その人形は喋ったり目や口が動いたりする不思議な人形で、家族全員が夜な夜な見聞きしているとのことでした。

私たちは、その人形が家族の体調不良の直接的な原因ではないが、このまま放っておくとその方のご家族、特にお子さんに悪影響を及ぼすと思い、

「すぐにその人形の片腕を直して、服なども新調して丁寧に扱うようにしなさい」

とお伝えしました。その方はすぐに人形を工房で直して貰い、服も新調してあげました。そうすると人形は嬉しいのか、夜な夜な楽しそうに喋っているとのことでした(それはそれでお子さんたちは怖いらしいですが)。

最近、人形が喋っているときを録画したということで、私たちにも見せてくれましたが、確かに口は動いていました。そしてさらに不思議なことに、その方が録画した後、スマホのカメラが壊れたとのことでした。

上記のような不思議なことはありますが、この人形は所有者に対して悪さをするようなものではありませんでした。しかし、扱い方を誤ると、その人形が持つマイナスの力や念が所有者や所有者の家族に影響を及ぼし不運をもたらす可能性があります。その逆も然りで、所有する人形を大切に扱うことでプラスの効果をもたらす場合もあります。

人形というものはそのような不思議な力を宿す可能性があるものです。そのため、神社仏閣では人形供養という祭式が存在します。一番良いのは、人形は可能な限り持たないようにするということが一番かもしれません。

(終わり)

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