相談者の方から人間は前世があって死んだら来世に生まれ変わるのかというご質問をたまにお受けします。
神様は生まれ変わりについて、
「人間は前世もなければ来世などの生まれ変わりもしない。肉体を持った人間としての人生はこの世に生まれたときの一度だけだ。」
とおっしゃっています。
その理由を
「あの世の世界では数えきれないほどの人間の魂が存在している。
そしてそれら無数の魂はすべて、この世の地上で肉体を持って生まれてきたいと願っている。
なぜならばこの地上の世界は、魂の状態と違って実際に肉体を持ってあらゆることを経験できる唯一の場所だから。
しかし、あの世の魂の数と比べて地上で授かることのできる肉体の数はあまりに少ない。
そのため、あの世に存在するほんの一握りの魂しかこの地上に来ることができない。
肉体を授かるには永遠にも等しい順番があり、同じ魂が二度も三度も地上で肉体を授かることはできない。
そして死んだら魂としてあの世の別の世界に行くことになり、再び肉体を持った人間として生まれ変わることはない。」
生まれたくても生まれることが叶わなかった他の魂たちがいるなかで、この世に生まれることは奇跡的なことです。
神様はこの世に誕生できたことを感謝し、両親、ご先祖様、神仏を敬うことがこの世で幸せになるために大切なことだとおっしゃっています。
(終わり)