修行

御神体「巳の大神様の抜け殻」の不思議な御由縁について

不思議な「巳の大神様の抜け殻」の御由縁

 

禰宜でございます。

御神体「巳の大神様の抜け殻」につきましては、先日ブログ内にて不思議な御由縁で、1ヶ月前に出羽三山から当社にお越しになられ無事滞りなく鎮座されたとお伝えいたしました。

 

お越しになられただけでも不思議なご縁なのですが、後日、私自身も信じられない新たな事実が判明したので、それを含めて今回お話させていただきたいと思います。


まず、後日新たな事実が判明するまで、私が当初思っていた巳の大神様の抜け殻を発見した経緯は以下のようなものでした。

 

私が2泊3日の出羽三山での修行中、Yさんという方が同じ班にいらっしゃって、非常に懇意になったため道中はその方の前後を歩いていました。修行2日目、月山から下山して湯殿山神社に着く直前に、「含満の滝」という場所で約60人ほどの一行とともに休憩をしていました。

 

含満の滝で休憩をしていたとき、そのYさんが山道の脇で偶然にも蛇の抜け殻を見つけました。Yさんは

 

「どなかか欲しい人はいませんか?」

 

と一行のなかで声をかけましたが、私も含めてそのときは誰も手をあげなかったため、Yさんは見つけた場所から数メートル(4か5?メートルぐらいはあるでしょうか)にいった草むらのなかに置いて去りました。

それが下の写真です。

 

Yさんが発見して草むらに置いた蛇の抜け殻。頭部はありません。

 


翌日、修行が終わり、さらにその翌日、つまり抜け殻を発見した2日後になりますが、私は山形在住の友人と会う約束をしており、その友人が「せっかくだから湯殿山神社に参拝してみよう」と言うので、私も参拝のついでにYさんが草むらの上に置いた蛇の抜け殻を取りに行ってみようと思いました。

 

その日はあいにくの雨模様でしょぼしょぼと雨が降っていましたが、湯殿山神社の脇から山道を登り、約15分ほどでYさんが蛇の抜け殻を置いた含満の滝へと到着しました。

 

2人でYさんが抜け殻を置いた草むらを探したのですが、まったく見つかりません。

 

どこかに飛んで行ったんだろうか・・・と諦めた瞬間、「まさかYさんが一番初めに見つけた場所、山道の脇にあるのでは!?」と脳裏に浮かび、そこを探すとなんとまったく同じ場所に、雨で濡れてビショビショの抜け殻があるではありませんか!

 

それを見た友人と私は、「おーっ!あった!!」と興奮して顔を見合わせました。

 

ただ、二人ともどうやって草むらから山道の脇までを移動して戻ったのかはまったく理解ができず、狐に包まれたような感じではありましたが、おそらく風に吹かれて戻ったんだろうと思い、神様の御由縁だとありがたく持ち帰ることにしました。

 

これが、私がここ1ヶ月間ずっと思っていた、「巳の大神様の抜け殻」を発見した御由縁でした。

 

そして、つい数日前、Yさんと会う機会があり、あらためてYさんに「あの蛇の抜け殻を取りに行ったら無事にまだありましたよ」という話をしました。

そうすると、Yさんはきょとんとした顔で開口一番こう言いました。

 

「えっ?あの蛇の抜け殻は修行に参加してた誰かがあの時に草むらから持ち帰ったよ」

 

私は、えっ??と思い、

 

「いやいや、自分が2日後に再度探しに行ったらYさんが最初に見つけた山道の脇にありましたから、現物が手元にありますよ」

 

と言うと、Yさんは

 

「間違いなくあの時に誰かが、蛇の抜け殻は幸運が舞い込むからと言って持ち帰ったよ」

 

と言うので、Yさんに私が実際に持ち帰った巳の大神様の抜け殻の写真を見せると、Yさんは驚いた表情とともに、

 

「いや、これは頭部があるけど、自分が拾ったのは頭部がないからまったく別物の蛇の抜け殻だね!」

 

と言いました。

 

ここで気づいたのですが、なんと私が持ち帰った抜け殻はYさんが見つけた抜け殻とはまったく別の抜け殻だったのです!

 

おどろくべきことに、Yさんが見つけて、私が再度来る2日の間に、別の蛇が山道の脇のまったく同じ場所に抜け殻を置いていったのです。しかも、今度は頭部までしっかりある蛇の抜け殻を。

この事実に、さすがのYさんも

 

「こんな不思議なことってあるのかな。その蛇の抜け殻はまさに神様からの贈り物だね」

 

と言って、巳の大神様の抜け殻の不思議な御由緒に感嘆していました。

 

このような不思議な御由縁で鎮座された巳の大神様の抜け殻と大黒天様が入口で皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

御神体「巳の大神様の抜け殻」の鎮座祭および「大黒様」の御魂入れを斎行しました。