三輪山・大神神社での不思議な体験 ②
初日は奈良に着いてゆっくりとホテルで過ごして、翌朝一番から登拝することにしました。
三輪山頂上での不思議な出来事
2日目の早朝、大神神社にお参りして、さらに奥の登拝口の前にある狭井神社へと向かいます。まずは社務所で登拝の手続きをしてから入山します。三輪山は460メートルぐらいの高い山
ではないですが結構急斜面な山道なので標高から想像するほど楽ではありません。
登り始めて20分のところにある滝で身を清め、軽く小休止をして出発し、約50分ほどで頂上につきました。頂上には神社と、さらにその奥に神様が降りてきたという磐座(大きな石)が集まっている神聖
な場所があるのでそこに参拝して下山をしました。
そして、午後にもう一度登拝をして、その日は二回登拝をして終えました。
3日目の次の朝、スケジュール的にも限界なので当主は大神神社で待ち、私のみで3度目の登拝をすることにしました。いつも通り社務所で登拝の手続きをして入山します。遠くに先を登る人
が見えたので、その人を追うような恰好で登り始めました。
さすがに3度目なので体も慣れてきたのかスイスイと登れます。まるで羽が生えたように体が軽いのでとても不思議に思いましたが、後から思えば神様が呼んでいたのかもしれません。
あっという間に頂上に到着して、まずは頂上の神社にお参りをしました。頂上の神社にお参りした後、さらに奥の磐座が集まる場所へ向かいました。奥の磐座へ到着すると、前方を歩いていた人が
お参りをしていたので、木陰で休んで待つことにしました。
しばらく経つとその人はお参りを済ませて、もとの来た道を戻っていきました。
自分ひとりになったので、
「さて、ではお参りしようかな」
と思い、磐座の前に立ち、お賽銭を投げて、二拝二拍手一拝をして拝んでいると、突然、耳元1セ
ンチぐらいの距離で
「ブーーーーン」
とカナブンかハチのような謎の虫の羽音が聞こえてきました。